床
床は生活する上で、常に足と接している部分。そのため、汚れや傷が付きやすい場所でもありますが、いざ自分でメンテナンスするのは一苦労ですよね。千葉の業者紹介サービス「ちいき新聞の内装・リフォーム」が、張り替えのタイミング、工事費用の相場、種類や目的、リフォーム工事のポイントを紹介します。
床の張り替えタイミング
床材の種類により、張り替え時期は異なります。一般的には、以下で該当するものがあれば張り替えましょう。
歩くと軋みや床なりの発生
水回りのフローリングに凹みがある
シロアリ被害が出た
フローリングを張ってから15年以上経っている場合
バリアフリーにするため段差解消
猫の爪とぎなど防キズ対策
床材の種類
以下では一般的な床材の種類、費用相場、耐久年数について詳しく紹介していきます。
フローリング
フローリングとは木で作られた床材のことです。ナチュラルであたたかな木の質感が魅力です。人が集まるリビングの床などによく使用されます。腐りにくい木材としてチーク、ヒノキ、ケヤキ、マホガニー、シロアリに強い木材としてチーク、ヒバ、ローズウッドなどが挙げられます。フローリングは、むく材フローリングと複合フローリングの2種類に大きく分けられ、それぞれ質感やその耐久年数、費用に差があります。
むく材フローリング
費用相場15〜20万円(6畳の場合)
耐久年数30年
むく材フローリングは、木材をそのままフローリング剤にしたものです。木の断熱性能はコンクリートの約12倍と言われるほどで、周りの温度に影響されにくいのが特徴です。 夏は触れてもベタつくことはありませんし、冬はじんわりと木の温もりを感じることができます。 表面にキズがついた場合、その部分を剃り落とすことで、本来の美しい面をよみがえらせることができるのも魅力です。また様々な木材があり、それによって見た目や耐久性、値段も変わってきます。
複合フローリング
費用相場10〜25万円(6畳の場合)
耐久年数10〜15年
複合フローリングは、薄くスライスした単板の表面に天然木材や化粧材接着した多層な木質材料のことです。フローリング表面についた傷を削って対処することは難しいですが、もともと傷が付きにくいように加工がしてあったり、反りにくく安定性があるものや遮音性の高いものなど、複合フローリングならではの良さもあります。そのため普及率も高く、リビングからペットの防キズ対策でも使用されます。
クッションフロア
費用相場5〜10万円(6畳の場合)
耐久年数10〜15年
主に塩化ビニール樹脂を原料の床材のことです。柔らかくクッション性のある床材で、表面に木目調やレンガ風などプリントされているものも多く、デザインが豊富です。他の床材に比べ、リーズナブルで汚れ落としがラクなのが魅力です。よく使用されるのは、トイレや洗面室、キッチンなどの水回りが多いです。デメリットはビニール材のため、重いものや熱に弱く、変色・変形しやすいことです。
カーペット
費用相場6〜15万円(6畳の場合)
耐久年数10〜15年
絨毯と同じような機能があり、ナイロンやアクリルなどの合板繊維、天然のウール素材などがあります。足触りがソフトで保温性、吸音性に優れているのが魅力です。よく使用されるのは寝室、子ども部屋、ペットがいる部屋です。パネルタイプのカーペットは、近年ではお部屋のアクセントとして人気も高く、汚れたら、部分的に張り替えができることも特徴です。
コルク
費用相場10〜20万円(6畳の場合)
耐久年数50〜70年
コルクガシの樹皮を使用した、弾力性のある床材で、空気を含むため柔らかいのが特徴です。カーペットに比べ、肌触りは劣りますが耐久性や清掃性が高く、転んでも衝撃が緩和されるのが魅力です。コルクの気泡はホコリの発生を防ぐ作用もあるため、喘息などのアレルギーにも対応しています。よく使用されるのは子ども部屋、ペットがいる部屋です。デメリットは紫外線に弱く変色しやすいことです。
タイル
費用相場6〜11万円(6畳の場合)
耐久年数10年以上
タイルは大きく、フロアタイル・陶器タイル・磁器タイルに分かれます。コストはかかりますが、水や熱に強いため、お風呂やキッチンの壁にモロッカン風タイルやモザイクタイルといった陶器タイルが使用されることがあります。近年玄関の床だけでなく、リビングの床材としてフロアタイルが使用されることも多く、高級感を演出したい時などにも使用されます。
畳
費用相場新調7〜15万円(6畳の場合)
耐久年数畳床20年〜
日本特有でもある畳は、稲わらで作った畳材を、乾燥させたい草を編みこんだ畳表でくるんである床材のことです。よく使用されるのは、和室やくつろぎスペースに多いです。近年では人工の畳や畳マットもあり、防水性に優れ、従来の畳より手入れがしやすいものもあります。また詳しい費用相場は、畳表の裏返し2〜4万円、表替え4〜8万円。裏返のタイミングは2〜5年に一度、表替えは7〜10年に一度です。詳しくは和室・畳・襖をご覧ください。
重ね張りと張り替えはどっちがいいの?
床リフォームには「重ね張り」と「張り替え」の2種類があります。どちらにもメリットとデメリットがありますので、一緒にチェックしていきましょう。
重ね張り
既存のフローリングの上に、新しいフローリングを重ねて張っていく方法のことです。既存の床材の破損が少なく、下地の劣化もない場合、この方法で施工します。既存の床材をはがすことがないので工期が短く、ゴミが出ないことがメリットです。そのため工期は6帖ぐらいであれば1日かからず工事が終わることも珍しくありません。また費用も比較的安くてすみます。デメリットは、新しく張ったフローリング材の厚みの分だけ部屋全体の床が高くなり、敷居や造り付けのクローゼットなどとの高低差が変わることです。また、床鳴りや下地部分の腐食・シロアリなどが発生していても、対処ができないのもデメリットです。
張り替え
既存の床材を剥がし、下地を調整し新しい床材を張っていく方法のことです。フローリングから別の床材へ変更する場合や、既存の床材と下地の劣化が進んでいる場合、この方法で施工します。床の下地からやり直すため、腐食を抜本的に修繕したり、床鳴りを解消したりすることができます。また、下地の高さを調整することで隣の部屋や廊下との段差を解消し、バリアフリー化することが可能です。デメリットは重ね張りに比べ工事規模が大きくなるため、工期は長く、費用は高くなることです。また既存の床材の廃棄費用も必要となります。
床リフォームのポイント
床リフォームの際にバリアフリー化を
リフォームの際に一緒にやっておきたいのはバリアフリー化です。将来的な住環境を考慮して、転倒防止や段差解消などのリフォームをすると良いでしょう。詳しくは▶バリアフリーをご覧ください。
床リフォームの際にペットリフォームを
少しの工夫で大切なペットと快適に暮らすことができます。詳しくは▶ペットリフォームをご覧ください。
床暖房導入は張り替え時に
寒くなってきたからそろそろ…と考えたときに、床暖房の後付けが可能かどうか気になる方もいらっしゃると思います。結論から言うと床暖房の後付けは可能です。床暖房は足元からじんわりと温かみを感じることができます。火を使わない暖房なので安全で、水蒸気の発生がないため結露が起こりにくく、カビやダニの発生に繋がりにくいことや、エアコンのように風もないので、ホコリやチリを舞いあがることがないのも魅力です。デメリットは、設置のための初期費用や日々の光熱費も、エアコンや灯油ストーブなど他の暖房器具と比べると割高です。また新築時ではなく、入居後に床暖房を設置したい場合は床をはがしての工事となるため、さらに手間と費用がかかる可能性があります。新築時の導入、後付けをする際は、床材を張り替える時に一緒に行うと良いでしょう。床暖房には「電気式」と「温水式」の2種類があります。
電気式床暖房
費用相場35〜70万円(6畳の場合)
床下に電熱線ヒーター内蔵のパネルを設置したものです。電気の力でヒーターを温め、それによって部屋を温めます。電気式の床暖房は更に「蓄熱式」「PTCヒーター式」「電熱線ヒーター式」と3つに分類されます。
温水式床暖房
費用相場30〜60万円(6畳の場合)
床下に配水管を設置したものです。ボイラーで温めたお湯を配水管に通し、温水の循環によって部屋全体を温めます。電気式と温水式を比較すると、初期費用は電気式の方が割安に、ランニングコストは温水式の方が安くなる傾向があります。
床の優良工事業者をご紹介
毎日歩く床だからこそ、丈夫で素敵な床にしたいもの。ご家族や信頼できるリフォーム業者と相談して、できるだけ具体的なイメージを持てるようにしましょう。見た目だけでなく、肌触りの良さや断熱性を考慮したり、部屋ごとに適した床材に変えたりすることで、長く居心地の良い空間へとなることでしょう。
「ちいき新聞の内装・リフォーム」では、千葉の床の優良工事業者を紹介しています。
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