和室
伝統的な日本の部屋造りである和室は、癒しの空間として親しまれてきました。和室は居間や寝室にもなる汎用性の高い部屋でもあります。ここでは、千葉の優良業者紹介サービス「ちいき新聞の内装・リフォーム」が、内装リフォームのタイミング、工事費用相場、種類や目的、リフォーム工事のポイントをご案内します。
目次
和室リフォームのタイミング
和室のリフォームは、多くの場合、以下のようなタイミングで行われます。
畳、襖、障子などが変色してきたり、傷やカビが発生してきた
洋室から和室に変えたい場合
縁無し畳に変えたい場合
くつろぎスペースや子育てスペースを作る場合
洋室を和室にするリフォーム
ライフスタイルに合わせて洋室の使い勝手が悪くなった際、洋室を和室にすることがあります。工事の範囲(既存のものをどれだけ活かすか)や素材によって費用が異なります。工事の範囲は大きく分けて、(1)畳(床) (2)壁・天井 (3)収納 (4)建具(障子や襖など)の4つです。洋室を和室にする際に注意すべきポイントを種類ごとにご紹介します。
畳の新調・リフォーム
畳のメンテナンス
畳独特のい草の香りやクッション性を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要となります。一般的な畳は色あせが目立ってきたり、3〜4年で裏返し、5〜7年で表替え、表替えから5〜10年以上経過している場合は、畳床(中身の芯)が傷んでいる可能性が高いため、新調(張り替え)をすると良いでしょう。次に畳の種類を詳しくご紹介します。
畳の種類
畳表(畳の表面)は大きく分けて、国産表、中国表、化学表の3種類があります。また、その他に、薄畳、縁無し畳、カラー畳もあります。
国産表
費用相場表替え1畳7000円〜14000円
日本国内で生産された材料を元にして作られており、天然のい草を使用している畳表です。耐久性があり、時間の経過とともに新品以上の味わいを楽しむことができるのが特徴です。デメリットは中国産に比べ価格が高いことです。
中国表
費用相場表替え1畳2000円〜4000円
中国で生産された材料を元にして作られており、日本でもっとも普及している畳表です。とても安価でカラーバリエーションも豊富なのが特徴です。デメリットは耐久性が低いことです。
化学表(工業畳表)
費用相場表替え1畳10000円〜20000円
通常畳に利用される天然のい草ではなく、天然の和紙や樹脂製(ポリプロピレンなど)の新素材を利用している畳表です。防カビ性に優れ、耐久性もあり、変色もほとんど起こりません。 また樹脂製で防水なものなどはお手入れが簡単なのも特徴です。畳本来の味わいや匂いを感じることはできませんが、アトピーやアレルギーが気になる方や湿度が高い地域にお住まいでカビが心配な方にオススメです。
薄畳
費用相場表替え1畳12000円〜20000円
厚さが15mm程度で薄く、置き畳タイプです。そのためフローリングの上や子供が遊ぶスペースなどに手軽に敷くことができます。デメリットは一般的な畳に比べて薄いため、少し硬いです。
縁無し畳(琉球畳)
費用相場新調1畳18000円〜24000円
縁なしの畳のことです。中でも琉球畳と呼ばれる形状の畳は、 モダンな和室を演出することができます。またい草だけでなく、和紙畳・洗える畳など畳の種類は豊富です。デメリットは通常の畳よりコストが高くなることです。
カラー畳
費用相場新調1畳12000円〜30000円
色がついている畳のことです。セキスイやダイケンなどから発売しているカラー畳は、和室=渋いというイメージを一新した、ポップな印象を与えることができます。また白黒などモノトーンも可能です。
フローリングから畳へ
費用相場10〜40万円(6畳の場合)
フローリングから畳にリフォームする際に、「既存のフローリングの上から畳を敷く」か「既存のフローリングを剥がして畳を敷く」かの2つの方法があります。既存フローリングの上から新調の畳を敷く場合、1畳の費用相場は、8千円〜3万円になります。既存フローリングを剥がして畳を敷く場合、5〜7万円になります。リフォームのポイントは、畳とフローリングは、厚みが2〜3cm程度異なるため、和室に繋がるリビングや廊下との段差に気をつけると良いでしょう。
壁・天井のリフォーム
費用相場20〜30万円(6畳の場合)
洋室から和室へリフォームする際に写真のようなさお縁天井や格天井にリフォームするならば、格子の組まれ方や木材にもよりますが、6畳の場合20〜30万円になります。もう少し費用を抑えたい場合、既存の壁材の上から漆喰・珪藻土・砂壁等、和室に適した壁材を塗るか、和室用のクロスを壁・天井に張ることで、和室の雰囲気を作ることもできます。詳細は▶壁・天井をご覧ください。
襖の新調・リフォーム
費用相場3千円〜1万円/枚
新たに襖を設置する際は、まずドアを撤去し、鴨居と敷居を設置しなければなりません。また襖の張り替えはDIYで行うことも可能ですが、見た目をしっかりと仕上げたいときなどには、専門の業者に依頼するのがオススメです。
障子の新調・リフォーム
費用相場6〜8万円(ドアから障子に)
障子戸は、木枠に障子紙(和紙)を張った和風の引き戸のことです。既存の障子に穴が空いてしまった時の、リフォームは費用相場1万〜4万円です。新たに障子を設置する際は、襖同様に、鴨居と敷居を設置しなければなりません。ちなみに古い障子を1千〜2千円程度で引き取りしてくれることもあります。
押入れの新調・リフォーム
費用相場5〜12万円
クローゼットを押入れに変える場合、扉(開戸)を襖(引き戸)に変更したり、ハンガーラックを取り外したりする工事が必要になります。
その他(掘りごたつや小上がりなど)
掘りごたつを設置する
費用相場30〜60万円
こたつは、足元を直接暖めるので室温が低めでも快適に過ごせます。また夏場でもヒーターを取り外すことができるものであれば、掘り座卓としても使用できます。また足腰が悪い方でも、ゆっくりくつろぐことができます。またエアコンなどと比べて暖まるのが早いため、電気代も安くなります。
小上がりを設置する
費用相場20〜60万円(6畳の場合)
文字通り、床面に高さを設けて小上がりになった和室のことを指します。ちょっとした休憩などもできますし、段差があることで奥行きを演出することができます。畳の下に空洞を設けて、引き出しタイプのものを設置したり、収納スペースを作ることもできます。床の上に小上がりになる土台を組むだけの工事であれば15〜25万円で可能です。
和室の優良工事業者をご紹介
居心地の良い和室を作りたいなら、全ての箇所を一度にリフォームをするのがオススメです。畳だけキレイになっても、襖や障子が傷んだ状態ではせっかくのキレイな畳が映えません。和室の工事を初めて行う場合でも、リフォームする場合でも、費用だけでなく、機能性やデザインを考慮して進めるのが良いでしょう。ご家族や信頼できるリフォーム業者と相談して、できるだけ具体的なイメージを持てるようにしましょう。
「ちいき新聞の内装・リフォーム」では、千葉の和室の優良工事業者を紹介しています。
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